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4-3. 精神科の臨床留学って本当に実現可能なのだろうか? [留学]

4-3. 精神科の臨床留学って本当に実現可能なのだろうか?

同じようなことを繰り返してだんだん慣れてきたので、英語圏で家庭医のようなアプローチで私の希望を実現できるような場所を探してみた。浮かび上がってきたのがオーストラリアだった。この国に留学した経験を持つ先輩は不幸にしておられなかったので、全て自分で調べ上げて話を進めていくしかない。私は家族を連れて何度かこの国を訪れており、ちょっと訛りのきつい英語にも何とか対応できるような気がしていたので、気軽に関係機関に連絡を取った。私のようなどこの馬の骨とも知れない個人に対して、極めて誠実な反応が返ってきた。緊張はしたが、たいへん嬉しかった。相手方からの反応は極めて迅速かつ友好的であり、内容的にはこんな感じだった。“オーストラリアで医療に携わることを希望するなら、日本の医師であるあなたにも可能性はある”“まず定められた英語の試験を受けてほしい”“チャンスは一度だけ”“合格したら次は医学の試験”“基礎と臨床の試験があり、各々チャンスは一度だけ”“全ての試験に合格すれば、あなたは晴れて我が国の医師として認められる”。これにはかなりの魅力を感じた。オーストラリアの医療は、おそらく世界で最先端ということは無いだろうが(オーストラリアの先生方すみません)、少なくとも家庭医のような形で私の希望を(あえて夢とは呼ばない)実現することはできそうだ。オーストラリアに臨床研修をしに行く、というレールを、独力で切り開いていくかどうか真剣に考えていたとき、私は同時にアメリカへの臨床留学の可能性を調べ始めていた。

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